(第2回/3) NZXT H510をリペイントして廃番のH500を再現するぞっ
こんにちは、じーの(@geano57)です!
前回は塗料を剥がし終えたので今回は塗装していきます。
■下地の下地の塗装
青色を綺麗に発色させるため、白の下地を先に塗っていきます。ところで直接塗っても大丈夫なのかな・・・?また目立たない所でテスト。
だめか・・・塗料が乗るには乗りますが少し強く擦るとはげてしまいます。擦れたり濡れたりする部品ではないのですが後からポロポロ剥げても困るのでメタルプライマーになるものを先に塗ることにします。
そこでこちら。
ミッチャクロンマルチです!これを塗ることで素材への塗料の定着を強め剥げにくくします。色々な素材に対応するほか、スプレータイプで刷毛で塗るより良さそう。大容量はいいけど高いわ・・・・(約1900円/本)
似たようなものだと模型用のガイアマルチプライマーが量も少なく安いので選択肢に入りますね。ミッチャクロンの技術提供を受けているので同じ効果が期待できそう。
吹いてみました。結構水っぽくて気づいたら液ダレするほど吹いてしまうなぁ。
Tの辺りが白っぽくなっているのが見えるでしょうか?厚く塗られてる・・・はずですが触ってみるとそんなに大きな段差になっているわけではなかったのでこのままいきます。
奥まったところは刷毛にスプレーして刷毛で塗ります。1時間で乾くらしいですが、気温が低いので念のため1日放置。
■下地の塗装
エアブラシで仕上げ用のサーフェイサーを吹きます。白いサーフェイサーも何種類かあって迷いましたがニトロセルロースが入っていて塗膜が強そうな気がしたフィニッシングサーフェイサー1500を使用。
奥まったところ、側面、角など色の乗りにくいところから塗っていきます。
プラモデル塗装のやり方で竹串を穴に刺して持ち手にしようとしましたがパーツの重みを支えられません。むむむ・・・側面のあまり見えにくいところを先に塗装してしまい、そこを持って他のところを塗る、ということにします。
工場では一体どうやって塗っているんだ・・・
塗り進めるとまぁ厚くなったり埃がつくところも出てきますよね・・・・
こういう場合は乾いてから1000~1500番くらいの紙やすりをかるーーーーくかけてならし、広めに塗り直します。やすりの傷がついても番手が細かいので塗り重ねていけば消えます。
塗ったらしばらく放置。良い感じの白になったかな?
■青色を探す
スプレー缶の塗料では近い色味のものが見つけられませんでした。なので模型用の塗料で塗装するべくガイアカラー、GSIクレオス、タミヤのラッカー塗料コーナーと睨めっこです。水性塗料は塗膜が他のに比べて弱いらしいのでパス。
いくつか買ったりテストピースを作って納得のいく青色を探していきます。濃い目の青を白で薄めれば作れるんじゃね?
画像ではわかりにくいですが混ぜれば混ぜるほどくすんだ色になりビビッドな青色になりません。調色について調べみると只の青色でも白などが既に混色されており、それにさらに色を混ぜるとどんどん彩度が下がり濁った色になるのは自然なことらしいです。
そこで原色カラーをメインで使用することでくすみの少ない色の調色を目指します。
空色4:シアン5:マゼンタ1 くらいで作成しました。マゼンタは赤っぽい色なんですが少量入れると鮮やかさが増すのはなんだか不思議!最終形の青が決まりました。
■青色を塗る
さて、塗装開始です。サーフェイサーの塗り方と同様、色の乗りにくいところから塗っていきます。サーフェイサーの時と同じく目立たないところを先に塗り終えてしまいそこを持ち、残りを塗っていきます。
側面(と淵)→裏面→表面 と塗り進め表面は薄く4~5回吹きました。そして・・・
塗り終わりました!どうでしょう?ラッカー塗料はよほど厚く塗っていなければそれほど待たずに触っても手につかない程度にはなりますが、塗膜が形成されきっていない状態なので、しばらく放置です。
次回はついに組み付けをしていきます。どうなるか楽しみ!