カッコいいゲーミングヘッドホンRAZER KRAKENのレビュー
こんにちは!じーの(@geano57)です!
今回はゲーミングヘッドホン、RazerのKRAKENを友人から頂いたのでそのレビューです!
ゲーミング業界の大御所だし、デザインはカッコいいし欲しかったんですよね〜。
友人に感謝しつつ見ていきましょう!
■開封
うむ。かっこいいですね。光沢のないボディで、左右にRazerロゴがあります。光らないほうがかっこいい。
お次は内容物。
マニュアルと2股の分岐ケーブル、あとはsurround-soundという立体音響のソフトのアクティベーションキーカード。
分岐ケーブル もスリーブケーブルで良い。
細かく見ていきましょう。
先端はイヤホンジャックで耳元から20cmくらいのところにリモコンがついています。
音量調整とミュート切り替えスイッチ。フルスクリーンでゲームしたり動画見ているときにサクッと微調整できるのは何気に便利!
ちなみにケーブル長は1.3m。
ゲーミングヘッドホン特有の口元マイクは収納式になっていて、使うときは10cmくらい引き出せます。フレキシブルに曲げることができるので口の前に持ってくるもよし、傍に添える感じにするもよし。
イヤーパッド内径は、横54mm・縦65mm。どれくらいかというと、Mサイズ卵より一回り大きいくらい。耳がすっぽり収まります。
表面が合皮で肌にあたるところは柔らかい布製です。おかげで眼鏡をかけながらでも結構楽。
中にジェルが入っていて、風呂上りとかにつけるとひんやりして気持ちいい。
■音質はどうなのか
対抗馬は何年も前に買ったAKG K272HD。
とはいえK272は所謂リスニング用ヘッドホン(中高音が得意)なので、KRAKENとは方向性が違います。
同じくらいのスペックのヘッドホンなら参考になる・・・かも。
構造 | KRAKEN | AKG H272HD |
駆動方式 | ダイナミック型 | ダイナミック型 |
インピーダンス | 32Ω | 55Ω |
再生可能周波数帯域 | 12Hz~28KHz | 12Hz~28KHz |
最大入力 | 30mW | 200mW |
音圧感度 | 109db | 91db |
ドライバサイズ | 50mm(ネオジム磁性体使用) | 35mm? |
表にまとめてみるとKRAKENは電力周りの値が小さめなのでアンプを通さずに直接PCに繋ぐような使用を想定している気がします。
ついでに持っている人が多そうなEarPods 3.5mmジャック版も使って聞き比べてみます。
環境はPC直繋ぎ & FLAC音源。ヘッドフォンアンプ的なものは無し。
以下聞き比べながら思うままに書きました。長いですが・・・ちょっとでも参考になれば幸いです。
まず基本的に低音はKRAKENの方がモリモリ出ています。とはいえ伴奏の綺麗さはK272HDの方が綺麗です。細かい音がちゃんと聞こえる。ドライバーサイズとかヘッドホンの設計がそうなっているのかもしれません。EarPodsも結構低音が出ていてかつ音もKRAKENより少し綺麗な感じがしますが、密閉されていないので没入感は微妙。
・ギターサウンドとかバンドの類はK272HDの方が良い。単純に音の輪郭が綺麗な気がする。ハイハットのチキチキ音とか綺麗に聞こえる。
・ゲーム音とか打ち込み系のものはKRAKENの方が音の量(数ではない)が増えるからこっちの方が好みかも。VOCALOIDの曲とか良さそう。
・同じような理由でピアノのみの音楽とかも深みがあるように聞こえる気がする(ただし高音が若干伸びない)。
・アコギの弾き語りは同じくらい。楽器の音は K272HDだけど、声のパワーみたいなのはKRAKENの方が感じる。amazarashiの弾き語りがとても良く聴こえる。
でもウッドベースみたいな音のはただぼやけて終わるかも・・。
・KRAKENはサ行の発声時の「シュ」みたいな音がはっきり聞こえない。
・ASMRはKRAKENの方が合う気がする。音が鳴っている位置をどれほど感じられるかという点では大した差は感じないけど生々しさみたいなのはKRAKENの方が感じる。環境音も同じ感じ。
・ゲームの足音やリアリティはKRAKENの方がやっぱり良い。生々しい感じがする。しかしBGMがあまりならないゲームに限る。BGMがSEより大きくなるようだとBGMが綺麗に鳴っているかの方に意識が行って没入感が減る。
・PUBGの足音動画を再生したら左←→右のうろつく音に比べて2時方向らへんの右だけどちょっと奥めらへんの足音かな・・・と聞こえなくもなくもない。
・ K272HDはおでこのあたりで音を鳴らしてくるからちょっと遠くに感じる。
・KRAKENの方が耳元というか顔の横のあたりで音を鳴らしてくる。低音が多くて聴いてて楽しい。でも綺麗さにかけるからなんかモゴモゴしたような音。解像度が低い感じがする。目を瞑って音楽聞くヘッドホンではない。
・KRAKENの低音に締まりをつけて小綺麗な音を鳴らしつつスカスカにするとEarPodsになる。
■結局どっちも使うことになった
AKG K272HDはそれなりの値段を出した(はず)とはいえ何年も前のモデル、KRAKENに置き換わってしまうだろうと思っていましたが、性質が全然違っていて気分で使い分けたくなるような結果になりました。
耳がすっぽり収まるイヤーパッドが疲れにくく、NZXT PUCKに架けるといい感じに収まるので気に入っています。
Amazon プライムデーで安くなったりもするので、とりあえず欲しいものリストに入れときましょ。
それでは。